土地探しからはじめる家づくり

家づくりは土地探しから始まります。

ですが、土地を探し、確保してから家づくりを始める方がほとんどです。

 

周辺環境や駅からの距離など、ある程度条件を付け、おおよその建築コストを含めた全体の費用を想定しつつ、土地の費用を割り出し、探されていることでしょう。

多くの方の場合、土地探しの段階でのパートナーは不動産業者の方々でしょうか。

最終的に取得された土地を、私たち設計者にバトンタッチし、全体から土地費用を除いた残りの費用で家を設計します。

創業して15年以上、この流れで家を設計してきました。

もう少しコストが伸びれば、もっと良い提案ができる案件もあり、土地の費用に家づくりの足を引っ張られているような感覚です。

建築工事費がお客様の要望や設計で坪単価10万円上がったとして、30坪の建物であれば300万円です。

都内の平均坪単価を150万円とすると2坪分です。

探してきた土地に対して、2坪小さい土地であっても、建築家であれば、それをカバーできる計画力は持ち合わせています。

もちろん家づくりは全体のコストを把握するのが一番大事ですが、やはり最初に把握するべきコストは、ご自身の要望やライフスタイルに掛かるコストです。

そのコストを最初にはじき出すためには、建築家や設計者の存在が不可欠であることは間違いないでしょう。

土地が決まってからでないと依頼ができないのではなく、土地が決まってないから依頼ができるのです。

家づくりだけではなく、土地探しのパートナーも建築家であることがコストバランスのとれた家づくりになることでしょう。

 

 

 

 

 

 

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