, , , ,

流山の家/House in Nagareyama

60代のご夫婦のためだけの住宅です。

去年の春、弊社設計の住宅が掲載された雑誌「東京の若手建築家と建てる家」をきっかけにお問い合わせを頂き、家づくりが始まりました。家づくりを始める前は、マンションを購入し、リノベーションで検討されていたようですが、やはり何かが違うと、限界を感じられ、自分たちのライフスタイルに合わせた生活の器をと、一念発起し家づくりに至ったそうです。やはり、ご年配の方ほど既製の生活の器は窮屈に感じられると思います。


敷地は数年前に区画整理された新しい街並みと新しい建物が立ち並ぶ周辺環境。そこに新しい二人だけの住まいをご要望されました。最初にイメージしたのは区画整理された街並みに対して呼応するべく、整然としたファサードと佇まいと、限られた敷地の中で展開する合理的な秩序のあるデザインでした。そこでまず、平面計画としては大まかに建物間口を3分割、奥行方向を2分割し、各階それぞれ大きく6つの区画を軸に生活の機能をプロットしました。道路側の中央の12階の区画は中庭とし、各スペースへの通風、採光を担いながら、内部と連続した壁や窓を設けることにより、「吹き抜けのある部屋」、あるいは「天井の無い部屋」として視覚的には内部空間として計画しました。

2階の隣接しないように分けたご夫婦それぞれの寝室は、この部屋のような中庭を介して「続き間」のように繋がり、時には離れたり、住まい手の距離をコントロールすることが出来ます。

2階のファサードにはこの「続き間」としての設えが同一の窓を連続することにより表れています。

 


引き渡しの際にお施主様からお話しがあったのですが、家づくりのタイミングは人それぞれではあるが、この時期だからこそ今までの生活を一旦リセットして余生を楽しめるとおっしゃっていました。

  • 竣工 / 2021年
  • 所在地 / 千葉県 流山市
  • 規模構造 / 木造軸組み在来工法   地上2階
  • 主要用途 / 専用住宅   (ご夫婦)
  • 敷地面積 /  79.72㎡  (24.03坪)
  • 建築面積 /  45.75㎡  (13.79坪)
  • 延床面積 / 72.10㎡ (21.73坪)※車庫除く
  • 施工 / 株式会社ビー・エル・ホーム
  • photo by 石井雅義 ※はPANDA撮影

※PANDA撮影

 



関連商品

  1. NN-HOUSE

    周囲の建物の高さや窓の位置を踏まえ、また密集地の中の「抜け」のある方向に対しは、積極的に開口や窓を設け、周辺状況に応じた形態をつくり、一見は閉じながらも、内からは外へ開いた空間。

  2. 世田谷の家/House in setagaya

    住宅街の角地に建つ住宅です。 建物のアウトラインは敷地形状に沿った形とし、 各階に中庭やテラスといった外部空間を配置しています。 1階の中庭は玄関とリビングを繋ぎ、2階のテラスは洗面室と主寝室とを繋いでいます。 【デザイン住宅・中庭・吹抜・ルーフバルコニー・テラス】

  3. 経堂の家 /House in Kyodo

    経堂のにぎやかな商店街を抜け、永く住まわれている方、新しく住み始める方たちが、 声を掛け合うような穏やかな住宅街に建つ家です。 かつて地域一体で開発があり、敷地奥半分が盛り上がった敷地。 その高低差を利用することにより、プライベート空間を確保した大きな開口、 施工時のコストバランスを考慮した構造、地階をつくることにより生活空間の面積の有効活用が可能となりました。

  4. 椿の家/House in Tsubaki

    二階、三階建ての建物が密集する環境の中で平屋建ての住宅です。建物本体の屋根は、ソーラーパネルを設置するための勾配の屋根と、内部への採光を確保するための陸屋根を組み合しています。【デザイン住宅・ガレージハウス・中庭・平屋】

  5. 桜新町の家/House in Sakurashinmachi

    前面道路が車や人通りがある公道ではなく緑道ということもあり、子供たちが外で遊んでいても中から気配が感じられるように、中から外へ開いた計画としました。【デザイン住宅・高天井・ルーフバルコニー】

  6. 深沢の家/House in Fukasawa

    1階に中庭を有する賃貸、2、3階をオーナー階とする住宅です。 賃貸の一つは玄関から繋がっており、将来賃貸として活用できる二世帯住宅です。 3階の壁を曖昧にし、吹き抜け空間をつくることによりどこにいても家族の気配が感じられる住宅になっています。 【デザイン住宅・高天井・ハイサイド窓】

ページ上部へ戻る