株式会社山本浩三建築設計事務所

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目白の家/House in Mejiro

この住宅は、一枚のプレーンな壁と、斜線によって削られたボリュームというシンプルな構成を軸に設計しました。シンプルでありながら、素材の表情や窓を適切に配置することで豊かで落ち着きのある住空間をつくり出しています。

都市部ではプライバシーを確保しながら、心地よい光を取り入れることが重要になります。この住まいでは、道路に面する窓を設けず、外観を一枚の壁で構成することで、シンプルかつ落ち着いた佇まいをつくりました。一方で、斜線で削られたボリュームは圧迫感を軽減し、街並みに馴染む柔らかなシルエットを生み出しています。

外部に対して閉じながらも、内部は開放的な空間を確保するために、主な採光は吹き抜け上部から取り入れています。高窓から柔らかい光が降り注ぎ、時間の移ろいとともに変化する光の表情を楽しむことができる住まいとなっています。天井には温かみのある木材を使用し、天井に梁を現しにすることで、構造そのものをデザインに取り入れました。

この住まいには、夫婦とお子様の3人が暮らします。各寝室は各階に1つずつ配置し、それぞれのプライベートを確保しながらも、家族が自然と集まるリビング・ダイニングは吹き抜けを活かした開放的な空間としています。限られた敷地の中でも、光や風を上手に取り込み、素材の温もりを感じながら、快適に過ごせる住まいを目指しました。

この住宅は、一見すると閉じた印象を持ちながらも、内部には豊かな光と開放感を取り入れた住まいです。シンプルな構成の中に、光の移ろいや素材の温かみを感じられる空間をつくることで、家族が快適に暮らせる環境を実現しました。

  • 竣工 / 2024年
  • 所在地 / 東京都
  • 規模構造 / 木造軸組み工法 地上3階
  • 主要用途 / 専用住宅
  • 用途地域/第一種低層住居専用地域
  • 建ぺい・容積率/70・150%
  • 敷地面積:83.30㎡
  • 建築面積:57.88㎡
  • 延べ床面積:127.80㎡(車庫を含む)
  • 施工:株式会社柏倉建設
  • photo by 石井雅義
  • 担当  山沢

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