,

若林の家/House in Wakabayashi

都内で若い30代のご夫婦とお子様一人が暮らしていくのに必要なプログラムをコンパクトに配置した住宅です。

一般によく使用され、流通している既製品と工務店の標準仕様を組みあわせることで、コストを抑えつつ、同じ素材ながら使い方や見せ方で豊かな空間を目指しています。

前面道路4m側に大きな開口を設けることで、北側の安定した採光を確保しつつ、外部や内部の上下方向を緩やかにつなげています。また容積率の制限から削られたボリュームをトップライトやアプローチ、駐車場に置き換え、容積率に含まれないロフトを三階上部に設置しています。

空間と機能の関係が過不足なく、必要十分の関係で成立しているので、都市部における効果的で機能的な住宅が実現しています。

 

竣工 / 2017年
所在地 / 東京都 世田谷区
規模構造 / 木造 地上3階 + ロフト
主要用途 / 専用住宅 (ご夫婦+お子さま1人)
敷地面積 / 44.16㎡ (13.36坪)
建築面積 / 26.37㎡ ( 7.98坪)
延床面積 / 74.99㎡ (22.68坪)
施工 / 株式会社BLホーム
photo by 小林勇蔵



 

 

関連商品

  1. 経堂の家/House in Kyodo

    経堂のにぎやかな商店街を抜け、永く住まわれている方、新しく住み始める方たちが、 声を掛け合うような穏やかな住宅街に建つ家です。 かつて地域一体で開発があり、敷地奥半分が盛り上がった敷地。 その高低差を利用することにより、プライベート空間を確保した大きな開口、 施工時のコストバランスを考慮した構造、地階をつくることにより生活空間の面積の有効活用が可能となりました。

  2. 浜田山の家/House in Hamadayama

    2019年6月、建築基準法の準耐火建築物(準防火地域)に対して建ぺい率10%の緩和が施行された直後の計画でした。角地以外での建ぺい率10%の緩和は、住空間のバリエーションが増えます。【デザイン住宅・吹抜・ルーフバルコニー】

  3. 多摩川の家/House in Tamagawa

    部屋の用途に応じて木の躯体を現した住まいの箱に、玄関のアプローチと1階の土間とを繋ぐ庇、土間の広がりと目隠しを兼ねた木塀、2階リビングの窓とルーフバルコニーを繋ぐ植栽用の大きな額縁を設えました。【デザイン住宅・ルーフバルコニー・壁面緑化】

  4. 上落合の家/House in Kamiochiai

    北側斜線により3階に寝室を配置するのが一般的なのですが、この住宅では3階にLDKを配置し、斜線により削られる北側にテラスを設け、さらに3階上部に第2リビングと位置付けられるロフトを計画しました。【デザイン住宅・高天井・ロフト】 

  5. 喜多見の家/House in Kitami

    家型のシルエットに屋上テラスを内包した2階建ての住宅です。1階に寝室と水廻り、2階にLDKを配置しており、建主の要望により、冷暖房効率を高めるために1~2階は区画し、各階を独立した構成としています。【デザイン住宅・吹抜・ルーフバルコニー】

  6. 笹塚の家Ⅱ/House in SasazukaⅡ

    折り返し階段のように、1階から3階までの階段を同じ位置に配置するのではなく、直階段で1階から2階への階段を上がった後に、すぐに3階への階段を配置することで、短距離で効率良く3階に到達することができます。【デザイン住宅・箱型の家・3階LDK】

ページ上部へ戻る