, , ,

下目黒の家/House in Shimomeguro

第一種低層住居専用地域に建つルーフテラスのある3階建て住宅です。

この用途地域には主に建ぺい率50%、容積率100%2階建てを限度としている地域ですが、先の各割合が60%150%3階建てでも可能な地域もあります。

この住宅は後者の地域であり、さらに斜線の影響が少ない北側道路に面し、さらに角地という好条件が加わり、敷地を最大限に住空間として置き換えられる敷地条件でした。

敷地の南側には古いアパートがあったため、南側には採光のための窓は設けず、北、東の道路側からの採光計画としました。角地緩和、準耐火建築物緩和の二つ緩和が加わり、建ペイ率は最大で80%となるため、1階を敷地いっぱいに広げ、2階にルーフテラスを設けました。

このテラスは北東側に位置しており南側ではありません。しかし、高い壁で覆うことにより、プライバシーを配慮しながらも、上部からの自然光を反射させ、内部に採光をもたらす機能を兼ね備えています。

採光は直射日光以外は南側ではなくても、方角は関係なく、開かれた道路側から充分に得られます。

  • 竣工 / 2022年
  • 所在地 /  東京都 目黒区
  • 規模構造 / 木造軸組み 地上3階
  • 主要用途 / 専用住宅 (ご夫婦+お子様2人)
  • 敷地面積:73.28㎡
  • 建築面積:55.37㎡
  • 延べ床面積:124.92㎡(車庫含む)
  • 施工:柏倉建設株式会社
  • photo by 石井雅義
  • 担当 坂井

 

   

関連商品

  1. 関町の家/House in Sekimachi

    北側斜線に沿ったボリュームの中にテラスやバルコニー、小屋裏収納をも内包した旗竿敷地に建つ住宅です。2階LDKの天井は住まいの行為に応じて3つの天井高さに分け、2つのハイサイド窓により 2階全体を均一に明るく照らし、また、中央の階段を介して一階の玄関、廊下にも採光を確保しています。【デザイン住宅・高天井・ハイサイド窓】

  2. 桶川の家/House in Okegawa

    分譲地といっても都心と比べて、2階建てが立ち並び、さらに隣棟間は大きく離れており、360度どの位置でも採光が確保できる環境の中、建主の要望は高天井のあるリビングと大きなバルコニーでした。【デザイン住宅・高天井・バルコニー】

  3. 野方の家/House in Nogata

    旗竿敷地に中庭がある住宅です。中庭は1階に計画した、リビング・ダイニング・キッチンに光と風を導きます。 同時に生まれる外部の吹抜け空間により、各階の部屋に光と風を取り込み、家族の気配を感じ取れる住宅です【デザイン住宅・旗竿敷地・中庭】

  4. 椿の家/House in Tsubaki

    二階、三階建ての建物が密集する環境の中で平屋建ての住宅です。建物本体の屋根は、ソーラーパネルを設置するための勾配の屋根と、内部への採光を確保するための陸屋根を組み合しています。【デザイン住宅・ガレージハウス・中庭・平屋】

  5. GW-HOUSE

  6. 経堂の家/House in Kyodo

    経堂のにぎやかな商店街を抜け、永く住まわれている方、新しく住み始める方たちが、 声を掛け合うような穏やかな住宅街に建つ家です。 かつて地域一体で開発があり、敷地奥半分が盛り上がった敷地。 その高低差を利用することにより、プライベート空間を確保した大きな開口、 施工時のコストバランスを考慮した構造、地階をつくることにより生活空間の面積の有効活用が可能となりました。

ページ上部へ戻る