, ,

上原の家/House in Uehara

地下一階と地上二階から構成され、シンプルでありながら機能的な空間利用がなされています。南側に配置されたプールは、リビングエリアと直接繋がり、全開口のサッシを介して屋内外の境界を曖昧にしています。これにより、家族のコミュニケーションを促し、自然との一体感を生み出す設計となっています。内部は、南側から明るい自然光が差し込む広々とした空間で、シンプルながらも温かみのある素材を使用して落ち着いた雰囲気を醸し出しています。壁の仕上げはそれぞれ異なった材料を施しながらも、建築自体の美しさが際立つように配慮しました。

外観はモダンな箱形のフォルムで構成されており、隙間を利用した玄関アプローチが独特の外観を作り出しています。重なり合う箱形の構造は、周囲の環境と調和しつつも、プライバシーを保護する役割も果たしています。夜間には、照明が建築のテクスチャーを強調し、さりげないプレゼンスを周囲に提供します。

  • 竣工 / 2023年
  • 所在地 / 東京都渋谷区
  • 規模構造 / 木造軸組み工法+RC造  地上2階 地下1階
  • 主要用途 / 専用住宅
  • 敷地面積:130.94㎡
  • 建築面積:72.87㎡
  • 延べ床面積:180.42㎡(車庫を含む)
  • 施工:柏倉建設株式会社
  • photo by 石井雅義
  • 担当 別府

 

関連商品

  1. 関町の家/House in Sekimachi

    北側斜線に沿ったボリュームの中にテラスやバルコニー、小屋裏収納をも内包した旗竿敷地に建つ住宅です。2階LDKの天井は住まいの行為に応じて3つの天井高さに分け、2つのハイサイド窓により 2階全体を均一に明るく照らし、また、中央の階段を介して一階の玄関、廊下にも採光を確保しています。【デザイン住宅・高天井・ハイサイド窓】

  2. 流山の家/House in Nagareyama

    2階の隣接しないように分けたご夫婦それぞれの寝室は、この部屋のような中庭を介して、時には「続き間」のように繋がり、又は離れ、住人同士の距離をコントロールすることが出来ます。【デザイン住宅・鉄骨階段・中庭】

  3. 東麻布の家/House in Higashiazabu

    色々の用途が混在する、更新中の街並みに建つ住宅。道路面に緩衝でもあるボリュームを出し、3F客間・3Fルーフバルコニー・2F吹き抜け・2FLDK・1F-3F階段室を緩やかにつなげることで、家全体で環境を感じることができる二世帯住宅【デザイン住宅・二世帯住宅・吹き抜け】

  4. 東雪谷の家/House in Higashiyukigaya

    静寂な住宅地の角地に建つ住宅です。建主はこの敷地を生かした開放的で、合理的な住空間を要望されました。敷地面積に対する建築面積、床面積の割合は、50%(建ぺい率)と100%(容積率)。これらの床面積の割合を契機に設計を始めました。【デザイン住宅・吹抜・ルーフバルコニー】

  5. 西早稲田の家/House in Nishiwaseda

    2階のLDKは水平方向の広がりを確保するため、オーバーハングしながら建ぺい率いっぱいに床面積を確保し、垂直方向は小さいながらも敷地の角側に吹抜けを設け、その上部にハイサイド窓を設置し、視線を高い位置に誘導することで広がりを感じられるようにしました。【デザイン住宅・吹抜】

  6. ID-HOUSE

    窓を最小限に抑える住宅。採光は縦に長いスリット状の窓から確保し、同時に壁が多く確保できることから、耐震、断熱性の向上。各空間は、建主のライフスタイルに合わせた動線上に配置し、それをループ状に結ぶことで各階の行き止まりのないプラン。

ページ上部へ戻る