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「東五反田の家」オーナー様からレビューを頂きました。

「さすがプロと毎回うならされました。毎回の打ち合わせは3時間を超えることも多かったように思いますが、毎回がとても楽しみでした。」

本件は難産のプロジェクトだったと思いますが、住みやすさとデザイン性を両立した設計にまとめていただいた山本さんと別府さんには大変感謝しています。PANDAさんの魅力は、条件や制約の大きな土地についての問題解決能力の高さ、住みやすさとデザイン性の両立、施主の希望ととことん向き合い、その中でさすがプロという提案をお出しいただき、設計者と施主の対話を通じて仕様やデザインを決定していくという、およそ全ての注文住宅の施主が求める理想が全て詰まっているという点です。PANDAさんとの出会いは、ちょうど2年前、友人である上大崎の家の建築主からPANDAさんを紹介されたことがきっかけでした。

当初出した要望は以下のとおりで、いずれもそのまま実現しました。
・中庭を設けたい
・1階に書斎とゲストルーム、2階にLDKとライブラリー・スタディカウンター、3階に主
寝室と子供用の寝室を2つ
・LDKは独立しているものの、緩やかにつながっているようにしたい
・北東側の眺望を生かす、他方、西側、南側は住宅が隣接しているため閉じる

本件の土地は、高台に位置しており、眺望がすばらしい一方、接道が限定されており、また、擁壁により人工的に高度を上げていることから、安全な家を建てるためには、地盤層までの杭を打つ必要があります。この点について、山本さんからは、杭が打てるかについて、土地の検査をすることがまず必要であるとの指摘を受けました。そこで検査をしたところ、擁壁の底板があるため、土地の一部については杭を打つことができない、これを聞いた際には、想定しているボリュームの建物が建築できないかもしれないと暗澹たる気持ちでした。しかしながら、その結果と同時にご提案いただいた修正プランは、私の想像を大きく超え、当初の希望通りのボリュームをそのまま実現するものでした。それは建物の1階の東と北にウッドデッキ及び庭を設け、北側の庭と2階の北のバルコニーを外部の鉄骨階段で接続した上、2階の東方向はオーバーハングさせることで、2階・3階のボリュームを確保するというものでした。このプランをお聞きしてほっとするとともに、むしろ制約を魅力に変えるその提案力に感動したのを覚えています。その後も、水回りを3階に配置したり、中庭を取り囲むように階段を配置するなど、さすがプロと毎回うならされました。毎回の打ち合わせは3時間を超えることも多かったように思いますが、毎回がとても楽しみでした。また、こちらからもいろいろと希望を申し上げたものの、そのすべてについて、好きなように作れるのが注文住宅の利点ですからということで、当方から申し上げた事項のうち、実現できなかったものはほとんどないと思います。例えば、ユニットバス、採用したタイル、キッチンメーカーなどは、いずれもPANDAさんでは初採用でしたが、適切に連携いただき、スムーズに導入できたと思います。

最後に、全ては書ききれないものの、私が考える本計画の魅力について箇条書きで列挙します。思い返すと、計画全体のアウトラインについては比較的初期に確定していたものの、内外装のデザインを決定する重要な事項で、構造に影響を与えないものについては、建築開始の直前、ないし、建築中に決定したものもあり、打ち合わせに要した時間は、施主である私たちと、山本さん・別府さんとの間の対話を通じて、本件の建築が実現するために必要なプロセスであったと実感をもって理解できました。

・モルタルを内外装に用いる(車庫のアール型その他の外壁、玄関ホールの手洗い前の柱
、中庭を取り囲む壁(1階から2階の階段横の壁、2階から3階の階段横の壁))
・外周デザイン(軒天及びアール型のモルタル施工)
・玄関のタイル(玄関とホールが一体的に見えるように)
・ゲストルームが玄関から、あたかも土間のようにつながっている
・玄関の手洗い(柱をモルタルで塗り、隙間から手洗いボウルが見える)
・ライブラリー
・リビングの壁紙(超単焦点プロジェクターを投影可能な目の細かい壁紙)

「東五反田の家」

出典「houzzレビュー」

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