, ,

浜田山の家/House in Hamadayama


静寂な住宅地に建つ住宅。

建ぺい率40%、容積率80%と周辺環境に相応しい敷地面積に対しての各割合。2019年6月、建築基準法の準耐火建築物(準防火地域)に対して建ぺい率10%の緩和が施行された直後の計画でした。

角地以外での建ぺい率10%の緩和は、住空間のバリエーションが増えます。

この住宅では、建ぺい率MAX50%(10%の緩和)を用いて1階に容積を50%、残り30%を2階に振り分け、上下階の差、20%で屋根を持つテラスを設えました。

周辺住宅に合わせた家型のシルエットに、内外関係なく同一の天然木を散りばめ、外装には「黒」、内装にはその反転を意図した「白」を施すことで、容積に入らないテラス空間は、それぞれに属する事のできる曖昧な空間となっています。

  • 竣工 / 2020年
  • 所在地 / 東京都 杉並区
  • 規模構造 / 木造在来工法   地上2階
  • 主要用途 / 専用住宅   (ご夫婦+お子さま2人)
  • 敷地面積 /  96.63㎡  (29.23坪)
  • 建築面積 /  41.81㎡  (12.64坪)
  • 延床面積 / 77.29㎡ (23.38坪)
  • 施工 / 株式会社 匠陽
  • photo by 石井雅義

関連商品

  1. 西国分寺の家/ House in Nishikokubunji

    建主の要望は中庭のある住まい。敷地の三面は建物が隣接しているため、主要な窓は道路に開く計画とし、道路と玄関の間に「前庭」を設えました。【デザイン住宅・吹抜・中庭】

  2. GW-HOUSE

  3. SM-HOUSE

  4. 下井草の家/House in shimoigusa

    建ぺい率50%とは、敷地面積に対して50%だけしか建物を建てられません。しかし、読みかえると、50%も外部空間を確保、あるいは取り込むことができるということです。建ぺい率の低い敷地ほど外部を積極的に取り込む計画ができます。【デザイン住宅・中庭】

  5. 上落合の家/House in Kamiochiai

    北側斜線により3階に寝室を配置するのが一般的なのですが、この住宅では3階にLDKを配置し、斜線により削られる北側にテラスを設け、さらに3階上部に第2リビングと位置付けられるロフトを計画しました。【デザイン住宅・高天井・ロフト】 

  6. 護国寺の家/House in Gokokuji

    前面道路は道幅は広く、人通りが多いため、建物正面は法規上、また機能的な最低限の開口だけを設けて閉じた印象とし、 敷地の奥には2層にわたるテラスを設け、外に開いた住空間となっており、道路側の音楽室以外の全ての部屋から望むことができます。 【デザイン住宅・中庭・テラス】

ページ上部へ戻る