2016年, 2階建, 中庭, 注文住宅
下井草の家/House in shimoigusa




建ぺい率50%とは、敷地面積に対して50%だけしか建物を建てられません。
しかし、読みかえると、50%も外部空間を確保、あるいは取り込むことができるということです。
この住宅も建ぺい率50%、容積率100%の敷地に建っており、
建ぺい率いっぱいに、1階にLDK、水廻りを、2階には個室を配しています。
残り50%を駐車スペースやアプローチに、そしてリビングと同じ大きさの中庭を確保しました。
当然この中庭は建ぺい率には算入されません。
建ぺい率の低い敷地ほど外部を積極的に取り込む計画ができます。
竣工 / 2016年
所在地 / 東京都杉並区
規模構造 / 木造、地上2階
主要用途 / 専用住宅
敷地面積 /99.26㎡(30.02坪)
建築面積 /48.65㎡(14.71坪)
延床面積 /97.30㎡(29.43坪)
施工 / ビー・エル・ホーム
photo by 鳥村鋼一
関連商品
-
高砂の家/House in Takasago
台形型の敷地形状に沿って建ぺい率を最大限確保し、必要最小限の開口によるシンプルな箱型のシルエットをもつ住宅です。 玄関先には2階のリビングに沿って、外部との緩衝空間としての機能を持つ前庭を設え、緩やかにに内部と外部を繋げています。【デザイン住宅・ガレージハウス・中庭】
-
外苑前の家/House in Gaienmae
3層にわたり生活のシーンをプロットし、機能や行為に応じて、適切に窓や開口を連続、分節、結合しながら採光、通風を確保し、内側の生活のシーンを開口部に置き換え、外部へ可視化することで、外部環境との繋がりを持たせました。【デザイン住宅・吹抜・ルーフバルコニー・鉄骨階段】
-
若林の家/House in Wakabayashi
前面道路4m側に大きな開口を設けることで、北側の安定した採光を確保しつつ、外部や内部の上下方向を緩やかにつなげています。また容積率の制限から削られたボリュームをトップライトやアプローチ、駐車場に置き換え、容積率に含まれないロフトを設置しています。【デザイン住宅・狭小住宅・トップライト】
-
駒沢の家/House in Komazawa
細長い敷地の場合、道路がどの方角にあるかで最大で住空間を確保できるスペースが決まります。第一種低層住居専用地域だと顕著に差があり、大きい順に並べると、北道路>南道路>東道路=西道路となります。 【デザイン住宅・高天井・ロフト】
-
桜新町の家/House in Sakurashinmachi
前面道路が車や人通りがある公道ではなく緑道ということもあり、子供たちが外で遊んでいても中から気配が感じられるように、中から外へ開いた計画としました。【デザイン住宅・高天井・ルーフバルコニー】
-
喜多見の家/House in Kitami
家型のシルエットに屋上テラスを内包した2階建ての住宅です。1階に寝室と水廻り、2階にLDKを配置しており、建主の要望により、冷暖房効率を高めるために1~2階は区画し、各階を独立した構成としています。【デザイン住宅・吹抜・ルーフバルコニー】