,

代沢の家/House in Daizawa

高低差のある角地に建つ3階建ての住宅です。
建て主はご夫婦と2人の成人のお子さま。
それぞれが独立した生活の時間を過ごすため、できるだけ家族が干渉し合わない動線計画が求められました。
そこで、3階建て住宅のオーソドックスな構成(1階に寝室と洗面・浴室、2階にLDK、3階に寝室)に、玄関を1階と2階に配置しました。3階の寝室へは2階の玄関をつかってアクセスすることができ、また、家族それぞれの来客者も1階を経由すくことなく2階のLDKにアクセスすることができます。さらに、2階のLDKを時間の過ごし方が異なるリビングとダイニングキッチンとに分節し、ダイニングキッチンにはパントリーや、ミセスコーナーといった家事機能も持たせ、木箱に納めました。
この住宅では、家族はリビングではなくコンパクトに寝室からこの木箱に集い、家族は独立した時間を過ごすため、寝室へとまた向かいます。

  • 竣工 / 2019年
  • 所在地 /  東京都 世田谷区
  • 規模構造 / 木造 地上3階
  • 主要用途 / 専用住宅 (ご夫婦+お子さま2人)
  • 敷地面積 / 99.45㎡  (30.08坪)
  • 建築面積 /   58.80㎡  (17.78坪)
  • 延床面積 / 129.16㎡  (39.07坪)
  • 施工 / 柏倉建設株式会社
  • photo by 吉村昌也

関連商品

  1. 北烏山の家/House in Kitakarasuyama

    扉の代わりに天井や床の高低差によって各スペースの閾として成立することを試みた住宅です。寝室と浴室、トイレ以外は扉の無い各スペースが繋がる大らかな住空間と、家中何処にいても温度差の少ない空調設備(全館空調)が求められました。【デザイン住宅・高天井・中庭】

  2. 東雪谷の家/House in Higashiyukigaya

    静寂な住宅地の角地に建つ住宅です。建主はこの敷地を生かした開放的で、合理的な住空間を要望されました。敷地面積に対する建築面積、床面積の割合は、50%(建ぺい率)と100%(容積率)。これらの床面積の割合を契機に設計を始めました。【デザイン住宅・吹抜・ルーフバルコニー】

  3. 喜多見の家/House in Kitami

    家型のシルエットに屋上テラスを内包した2階建ての住宅です。1階に寝室と水廻り、2階にLDKを配置しており、建主の要望により、冷暖房効率を高めるために1~2階は区画し、各階を独立した構成としています。【デザイン住宅・吹抜・ルーフバルコニー】

  4. 西早稲田の家/House in Nishiwaseda

    2階のLDKは水平方向の広がりを確保するため、オーバーハングしながら建ぺい率いっぱいに床面積を確保し、垂直方向は小さいながらも敷地の角側に吹抜けを設け、その上部にハイサイド窓を設置し、視線を高い位置に誘導することで広がりを感じられるようにしました。【デザイン住宅・吹抜】

  5. 経堂の家/House in Kyodo

    経堂のにぎやかな商店街を抜け、永く住まわれている方、新しく住み始める方たちが、 声を掛け合うような穏やかな住宅街に建つ家です。 かつて地域一体で開発があり、敷地奥半分が盛り上がった敷地。 その高低差を利用することにより、プライベート空間を確保した大きな開口、 施工時のコストバランスを考慮した構造、地階をつくることにより生活空間の面積の有効活用が可能となりました。

  6. 田園調布の家/House in Denenchofu

    詳細は近日公開

ページ上部へ戻る